10月に各店舗で従業員の過半数代表を選出する選挙が実施され、仙台市内と徳島県内の店舗で、組合員の候補者が、会社が事実上立候補させていた副店長を破って代表に選出されました。
過半数代表は、就業規則の改訂や36協定の締結などの際に会社が意見を聴取することが法律で義務づけられている職場の代表者です。これまでは会社側が事実上指名した副店長などの社員に対する信任投票で選出されていましたが、店舗の大半はパート、アルバイトの労働者なのに、店舗にわずか数名しかいない社員が代表になるのはおかしいとの組合からの申入れで、今回の選挙から立候補制となりました。
仙台の店舗では、前回の副店長への信任投票でも「社員が代表になるのはおかしい。不信任欄に署名しよう」と呼びかけ、非組合員からも署名を集めていました。徳島の店舗でも勤続10年を超える移管パートが立候補。日頃の業務での信頼が選出に結びつきました。
次の選挙でも組合推薦の候補に投票お願いします
一方、東京都内、埼玉県内の店舗では学生組合員が立候補し奮闘しましたが、いずれも選出には至りませんでした。「学生よりは副店長のほうがふさわしい」という考えからだと思いますが、この選挙に関しては「学生と副店長」ではなく「職場の大多数を占めるパート、アルバイトと職場の少数の社員」「組合の後ろ盾があり会社に毅然とモノが言える労働者と会社にモノを言うのが憚られる労働者」という見方をしていただきたいと思います。
組合も当然副店長の普段のはたらきを否定しているわけではなく、あくまで「やはり職場の代表は職場の圧倒的多数を占めるパート、アルバイトから選ばれるべき」との考えから立候補しています。
次回選挙が行われた際には、各店舗のスタッフさんとも組合推薦の候補に投票いただくようぜひともお願いいたします。
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